こんにちは、ストレングスファインダーに没頭しているおおつきです。
本記事では、ストレングスファインダーの人間関係構築力の資質の一つである「親密性」について、特徴と活用方法を解説していきます。
本記事を読むことで
・親密性の特徴が理解できる
・親密性の短所、長所が理解できる
・親密性の活用方法が分かる
ようになります。
「親密性がどんな資質か知りたい」
「親密性のよくある長所、短所のパターンを知りたい」
「親密性を長所として活用したい」
人はぜひ最後まで記事をご覧ください!
※本記事で記載されている親密性の特徴は、必ずしも親密性を上位に持つすべての人に当てはまるわけではありません。
※親密性を上位に持つ人はこのような「傾向」があるというニュアンスになります。
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親密性の特徴
親密性とは?
親密性は一言で言うと、人と「深い関係」を築くことができる資質です。
知らない人と出会い交友関係を増やすことより、すでに気心の知れた友人や親友と過ごす時間を重要視します。
キーワード
親密性を表すキーワードは以下の3つです。
2. 信頼
3. 親友
順に解説していきます。
1. 狭く深く
これは「親密性とは?」で解説した通りで、イメージしやすいと思います。
親密性を持つ人は、関係性を広げていくというより既存の関係を深めていきたいと考えています。
また新しい人と出会ったときは仲良くなれそうかどうか慎重に見極め、仲良くしたいと思ったらその関係を深めていきたいと考える傾向にあります。
人間関係は必然的に「広く浅く」というよりは「狭く深く」になっていきますよね!
「友達は多くないけど、数少ない親友がいればいい」という価値観を持つ人が多いです。
2. 信頼
親密性を持つ人が「仲良くしたい」と思う判断基準は、「信頼できるかどうか」です。
信頼できる!となったときには、その人のことを深く知りたいと思い、また自分自身のことを深く知ってほしいと思います。
1対1でお互いが深い会話をすることで信頼関係を強固なものにし、裏表のない深い関係ができていきます。
また信頼して裏切られるのを恐れるため、信頼できるかどうかを慎重に見極めます。
そのため、人と仲良くなるのに時間を要する人が多いです。
3. 親友
人と深い関係を築くことを重要視する親密性を持つ人は、人と関わるからには親友のように深い関係を求める傾向にあります。
逆に言うと、浅い関係の人と関わることに苦手意識を感じる方が多いです。
そのため、職場で関わる人との関係性がフォーマルだったり、薄っぺらい感じだと力を発揮できないことがあります。
また親友のために頑張ることをモチベーションにして行動することができます。「何をやるか」より「誰とやるか」を重視する人が多いです。
他の資質との比較
※あくまで特徴の比較であり、優劣を比較するものではありません。
①「親密性」と「社交性」
交友関係に関する比較です。
親密性:「深い関係」を築くのが得意。
社交性:「広い関係」を築くのが得意。
社交性の人は親密性の人とは反対に、新しい出会いを積極的に求めます。
②「親密性」と「包含」
仲良くできる基準に関する比較です。
親密性:友人や親友と仲良くする資質。
包含 :多様性を大事にし、どんな人でも分け隔てなく仲良くできる資質。
③ 「親密性」と「責任感」
信頼に関する比較です。
親密性:1対1のコミュニケーションで相互理解を深めることで信頼関係を築ける資質
責任感:約束を守り他者から信頼される資質
親密性の短所、長所
親密性は他者と深い関係を築ける素晴らしい資質です。
一方で長所は短所の裏返しなので、短所として発揮されてしまうこともあります。
親密性のよくある長所、短所のパターンを紹介します。
短所として発揮されるパターン
親密性が短所として発揮されると、周りから
・人見知り
・コミュ障
・新しい出会いがない人
などと評価されてしまうことがあります。
※親密性を上位に持っているすべての方に当てはまるわけではありません。
他者と深い関係を築ける一方で、初対面の人とすぐに仲良くなることが苦手になりがちです。
信頼できる人を慎重に判断する + 信頼できる人を選んで仲良くする特徴から上記の短所が出やすくなっています。
そのため、「人見知り」や「コミュ障」など自己判断してしまったり、他者から言われてしまうケースがあります。
また、仲の良い人とばかりつるんでしまうことで「新しい出会いがない人」と思われてしまう可能性もあります。
上記の短所に悩んでいる場合、もしかしたら親密性が暴走しているかもしれません。
短所はまず自覚することが大切です。
その短所の裏の長所、そのうえでどう向き合っていけばよいかを後程解説していきます!
長所として発揮されるパターン
すでに述べている部分もありますが、親密性が長所として発揮されるパターンとして、
・1対1で深い関係を築き、信頼される。
・仲の良い人と行動すると良いパフォーマンスが発揮できる。
・肩書きに惑わされず、人の内面を見ることができる
などがあります。
大人数の場ですぐ仲良くなれるというよりは、少人数や1対1で相手のことを深く知り、信頼できると判断できる相手と深い関係を築くのが得意な資質です。
友達や仕事仲間に誠実な態度を取り家族のように大切にすることで、周りから信頼される素晴らしい才能なのです。
先述の短所に悩まれている方は、おそらく上記のような素晴らしい強みを持っているかもしれません。
また仲間を大切にすることで、仲の良い人と協力をして大きな成果を上げることができます。
さらに、信頼できる人か判断する際に、その人の肩書きではなく内面的な部分を見ることができます。そうすることで、お互いに心の底から信頼し合える関係を作ることができるのです。
次章では、親密性を長所として活用するための行動を解説していきます!
親密性の活用法
全資質に言えることですが、日常生活に応用し人生のモチベーションを上げるためには
・長所して活用するための行動を知る
・短所は自覚し上手く付き合う(克服しない)
ことが大切です。
長所として活用するための行動
親密性を長所として活用する方法としては、以下の3つがあります。
・忙しくても仲の良い人と定期的に連絡を取る。
・意識的に自己開示をする
・1対1で会話する時間を多くする
忙しくても仲の良い人と定期的に連絡を取る
親密性は、深い人間関係が大きなエネルギー源になります。
仲の良い人と関わらないと、行動のエネルギーがなくなり親密性の長所が活かせません。
仲の良い人と関わることがとても重要な時間になるので、定期的に連絡を取ったり会う時間を作ることがとても大切です。
意識的に自己開示をする
親密性を発揮するには、お互いに信頼し合える関係を作ることが重要です。
相手が信頼できるかどうかを判断するのに慎重になりますが、その際に自分→相手方向に自己開示をしなくなってしまいがちです。
信頼できるか分からない人に自己開示をするのは勇気が必要です。
ですが、相手視点で考えると自己開示が少ない人を信頼するのはなかなか難しいと思います。親密性を持つ人からしても、積極的に自己開示してくれると嬉しいことが多いでしょう。
親密性の長所を活かすためにも、初めて会う人に意識的に自己開示を増やすようにしてみてください。
そうすればより良い人間関係ができると思います!
1対1で会話する時間を多くする
親密性の人は深い関係を重視するため、大人数の場ではあまり長所を発揮することができない人が多いです。親密性にとってのアウェー環境ですね。
1対1など、少人数で話す機会や時間を多くすることで、相手のことを深く知り自分のことを深く知ってもらうことができます。
少人数の環境が親密性の人にとってはホームグラウンドです。意識的に1対1で会話する機会を増やしていきましょう!
短所と上手く付き合うための行動
短所と上手く付き合うための行動は以下の2つです!
・人間関係を築くのが下手だと勘違いしない
・友達や親友と仲良くなれた理由を考える
人間関係を築くのが下手だと勘違いしない
人見知り、コミュ障と自覚したり周りから言われてしまうと、
「人と関わるの向いてないのでは?」と思ってしまいがちです。
そうではなく、関係性を作るのに時間がかかってしまうだけです。
初対面の人や大人数の場が苦手なのは仕方のないことで、一度殻を破ればその関係を深くしていける才能があることを忘れないでください。
この才能があるからこそ人から信頼されます。人と関わるための立派な才能です。
人見知り、コミュ障と自分を卑下せず、強みにフォーカスして自己受容してあげましょう!
友達や親友と仲良くなれた理由を考える
すでに気心の知れた相手とばかり接しすぎてしまうと、交友関係が広がらず視野が狭くなるデメリットがあります。
関係性を広げるのは社交性を持つ方の方が得意で、親密性は苦手分野にしている人が多いです。
その短所はあえて親密性の長所でカバーしてみましょう。
友達や親友と仲良くなれた理由を明確にして、その条件を満たしてる人を探してみてください。
仲良くなれるか、信頼できるかどうかの判断基準は人それぞれです。
仲良くなれる人を明確に言語化することで、深い関係になれる人を増やすことができます。
例えば親密性を上位に持つ私の場合、
・どこかぶっ飛んでいる人
・共通の趣味がある人
・相手の意見や意思を尊重し、必要以上に干渉しない人
が仲良くなれる人の特徴です。
新しい出会いを増やしたいと思ったときに上記のような人を探すことで、深い人間関係を新しく構築することができます。
親密性を持っていて交友関係を増やしたいと考えている人は是非試してみてください。
親密性×他の組み合わせ
親密性単体としてだけでなく、他の上位資質と組み合わせて活用することもできます。
①親密性×社交性
「他の資質との比較」でも紹介した資質です。「親密性」と「社交性」を両方上位資質に持つ人は、独自性の高い強みを発揮できます。
まずは社交性で幅広い人間関係を構築し、次に親密性で仲良くしたい人との関係を深くすることができます。
社交性と親密性は相互補完し合える資質ですが、その相互補完を一人でできてしまうのです。
両方のいいとこ取りをすることで、人間関係構築力が最強になります。
②親密性×責任感
こちらも、「他の資質との比較」で紹介しています。
どちらも信頼を得ることに関係する資質なので、同時に発揮されることで人から信頼されることに関して右に出る者がいなくなります。
約束をちゃんと守り、人と深く向き合うことができる人が信頼されない訳がありません。
親密性と責任感が両方上位の方は、高確率で人から信頼される素質を持っています。
③親密性×達成欲
達成欲とは、スタミナがありタスクを生産的に遂行できる資質です。多忙で生産的な状態に快感を感じます。
親密性の「仲間のために行動できる」特徴と組み合わせることで、仲間のために時間をかけて尽くすことができます。
暴走すると依存的な関係になってしまう側面もありますが、仲間からの信頼度は絶大な物になります。
さらに仲間に惜しみなくGiveをすることで、返報性で助けてもらうことも多くなり結果的にWin-Winの関係を築くことができるでしょう。
まとめ
本記事ではストレングスファインダーの人間関係構築力の資質である「親密性」の解説をしました。
・親密性についてよく理解できた方
・親密性の短所を長所として捉えられるようになった方
・親密性を長所として活用したい!と思えるようになった方
が少しでも増えれば幸いです。