ストレングスファインダー「ポジティブ」の特徴と活かし方【資質解説】

資質解説-ポジティブ

こんにちは、世界で3200万人が受けた才能診断ツール、ストレングスファインダーに没頭しているおおつきです。

本記事では、ストレングスファインダーの人間関係構築力資質の一つである「ポジティブ」について、特徴と活用方法を解説していきます。

本記事を読むことで

・「ポジティブ」の特徴が理解できる
・「ポジティブ」の短所、長所が理解できる
・「ポジティブ」の活用方法が分かる

ようになります。

ポジティブがどんな資質か知りたい
ポジティブのよくある長所、短所のパターンを知りたい
ポジティブを長所として活用したい

人はぜひ最後まで記事をご覧ください!

※本記事で記載されている「ポジティブ」の特徴は、必ずしも「ポジティブ」を上位に持つすべての人に当てはまるわけではありません。

※「ポジティブ」を上位に持つ人はこのような「傾向」があるというニュアンスになります。

※ストレングスファインダーをまだ受けていない方は、こちらから受けてみてください。
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※ストレングスファインダーを受けるメリットを知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。

ストレングスファインダーの料金は高い?費用対効果を解説します! – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)

目次

「ポジティブ」の特徴

「ポジティブ」とは?

「ポジティブ」とは、言葉通りどんな状況でもポジティブでいられる資質です。

他人、状況、物事のポジティブな面を見つけ、人々を前向きにさせます。

また自分自身が「楽しい」「ワクワクする」など、ポジティブな感情でいられることを重要視します。

キーワード

「ポジティブ」を表すキーワードは以下の3つです。

1. 肯定的
2. 前向き
3. 意味付け

順に解説していきます。

1. 肯定的

「ポジティブ」の言葉通り、どんな状況でもポジティブでいられます。

その背景は、他人、状況、物事の「肯定的」な面に自然と目が向く資質があるのです。

これが「ポジティブ」の最大の特徴です。

2. 前向き

「ポジティブ」の人は物事の肯定的な面に気がつきやすいです。楽観的と言われる人も多いでしょう。

この資質を活かして他者のよいところを褒めたり、困難な状況の中にある希望や肯定的な側面を見出すことで、周りを「前向き」にさせられるのです。

また自分自身が常に「前向き」でいられることを重要視する特徴もあります。

11位に持つ私の具体例だと、私は「仕事を楽しいと感じる」ことにとても高い価値を置いています。

この価値観は「ポジティブ」から来ているのが大きいでしょう。

ポジティブな人たち

3. 意味付け

物事を肯定的に捉えることで、困難な状況や辛かった経験にポジティブな「意味付け」をすることができるのも大きな特徴です。

「あのときは辛くて逃げ出したい思いだったけど、あのときがあったからこそ今がある!」と、辛い経験を糧にしてモチベーションを上げることができます。

そのような姿勢で、「前向き」「情熱的」と評価されることが多いでしょう。

他の資質との比較

※あくまで特徴の比較であり、優劣を比較するものではありません

①「ポジティブ」と「最上志向」

「最上志向」は物事の強みを極限まで伸ばしていける資質です。

「物事の良い面に自然と目が行く」という特徴があります。この特徴はポジティブと共通する部分がありますね。

ただ、以下の点で異なる部分があります。

ポジティブ:一見ネガティブに見えるものもポジティブに捉えられる
最上志向:強みを見つけ極限まで質を高める(弱みには興味を示さない)

「最上志向」は、最終的に100%、120%まで質を高めることに価値を置きます。

ネガティブなものを最高レベルまで持って行くのは困難のため、ネガティブな面にはあまり興味を示しません。

最高レベルまで質を伸ばすために、物事の良い面や強みに着目します。

※「最上志向」の詳しい解説はこちらからどうぞ!

ストレングスファインダー「最上志向」の特徴と活かし方【資質解説】 – 「才能」に気づくブログ (excite-yourlife.com)

一方「ポジティブ」は、物事のポジティブな面を見出すことそのものに価値を置きます

そのため、一見ネガティブに見えることでもポジティブに捉えることができます。

ただし、「物事を最高レベルまで持っていきたいという」願望がある人は限られるでしょう。

②「ポジティブ」と「運命思考」

どちらも、物事に対して「意味付け」するのが得意な資質です。

ポジティブ:ネガティブなことからポジティブな意味を見出す
運命志向:物事の関連性やつながりを考察し、あらゆる生物、モノ、出来事に意味を見出す

「運命思考」は、物事のつながりを考えられる資質です。物事を大きな組織の一部として捉える特徴があります。

そのため、人が気にも留めないようなことにも「意味付け」することができます。

「ポジティブ」は、あくまでポジティブな「意味付け」が得意な資質になります。

③ 「ポジティブ」と「慎重さ」

今度は対照的な資質です。

ポジティブ:前向き、楽観的でいられる
慎重さ:失敗の可能性をできるだけ排除したい。

「慎重さ」はリスクをじっくりと検討し、失敗を未然に防ぐことが得意です。念には念を入れるタイプで、失敗のリスクを軽視しません。

「ポジティブ」を持つ人は、前向き、楽観的な一方で、問題点やリスクに向き合うのはあまり好きではない傾向にあります。

「ポジティブ」の短所、長所

「ポジティブ」は物事の肯定的な面を捉え、自分・他人を前向きにさせられる素晴らしい資質です。

一方で長所は短所の裏返しなので、短所として発揮されてしまうこともあります

「ポジティブ」のよくある長所、短所のパターンを紹介します。

短所として発揮されるパターン

「ポジティブ」が短所として発揮されると、周りから

・リスクが分からない楽天的な人
・問題から目を背ける人
・失敗を繰り返す人

などと評価されてしまうことがあります。
※「ポジティブ」を上位に持っているすべての方に当てはまるわけではありません。

「ポジティブ」の大きな短所は、「物事を批判的に捉えるのが好きではない」なことです。

リスクや問題点があっても「なんとかなる」と楽天的になり、リスク回避や問題解決に深く向き合わないことがあります。

また失敗したときにも「次は大丈夫でしょ」などと楽天的になり、失敗した原因と深く向き合わずに同じような失敗を繰り返してしまう場合があります。

上記の短所に悩んでいる場合、「ポジティブ」が暴走している可能性があります。

短所はまず自覚することが大切です。

その裏返しの長所および、短所どう向き合っていけばよいかを後程解説していきます!

資質の「暴走」について、非常に重要な考え方なのでイメージできていない方はこちらの記事をご覧ください!

資質の長所と短所の出方について【ストレングスファインダー】 – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)

長所として発揮されるパターン

「ポジティブ」が長所として発揮されるパターンとして、

・肯定的な発言で周りを前向きにさせる
・ネガティブな体験をしてもすぐに切り替えられる
・ポジティブな感情でいられる時間を増やせる

などがあります。

「ポジティブ」の短所として、「物事を批判的に捉えるのが好きではない」と書きました。

確かにその短所が故に悲観的な考え方が苦手だったり、問題と深く向き合えないこともあるでしょう。

しかしその短所は、「物事を肯定的に捉える」、「周りを前向きにさせる」「ネガティブな体験をしても気持ちを前向きに切り替えて前に進むことができる」

といった素晴らしい長所の裏返しなのです。

多くの人は自分を肯定してくれる人が好きです。

「ポジティブ」なあなたと話すことで元気や勇気をもらった人がこれまでにたくさんいたことでしょう。

あなたは何気なく発言しているかもしれませんが、きっとそういう人は多いはずですよ!

無意識に周りを前向きにさせられることで、モチベーターとしての適性がとても高いですね。

ポジティブなオーラを発し続けることで、チーム全体のモチベーション、パフォーマンスを上げられるはずです。

ポジティブな人たち②

またもう一つの大きな長所が「ポジティブな感情でいられる時間を増やせる」ことです。

「ポジティブ」を持つ人は、自身がポジティブな感情でいられることに高い価値を置きます

「ポジティブ」の人は、「平日の日中は我慢して平日の夜と土日で発散する」なんて考え方を持つ人は少ないでしょう。

そのため、仕事でもプライベートでも、すべての時間に情熱を注ぐことができるのです。

ポジティブでいられることをモチベーションにして努力を重ねることができます。

楽しくてワクワクに溢れる人生を送る素質があるといえますね!

・リスクが分からない
・問題と向き合うのが苦手
・同じような失敗を繰り返してしまう

といった悩みのある方は、上記の素晴らしい長所を持っているでしょう。

次章では、「ポジティブ」を長所として活用するための行動を解説していきます!

「ポジティブ」の活用法

全資質に言えることですが、日常生活に応用し人生のモチベーションを上げるためには

・長所して活用するための行動を知る
・短所は自覚し上手く付き合う(克服しない)

ことが大切です。

長所として活用するための行動

「ポジティブ」を長所として活用する方法としては、以下の3つです。

・否定的な人や環境を極力避ける
・ポジティブな面を積極的に人に伝える
・モチベーターのような役割を担う

否定的な人や環境を極力避ける

「ポジティブ」を持つ人は、自身の感情がポジティブでいられることをとても重視します。

その中で批判や文句が多い否定的な人と過ごす期間が長くなると、上記のような状態になれず「ポジティブ」が長所として発揮されにくくなります。

価値観を満たすためにも、否定的だなと思う人や環境はなるべく避けるようにしてみてください。

特に、減点方式の価値観が強い人や環境とは相性が良くないでしょう。

ポジティブな面を積極的に人に伝える

「ポジティブ」を持つ人は、物事のポジティブな面に気が付くことができます。

あなたにとっては当たり前でも、普通の人には当たり前ではありません。

みんな意外とネガティブです。

ですから、物事のポジティブな面を積極的に伝えてあげましょう。

そうすることで、「こんな前向きな捉え方ができるんだ!」と新たな気付きを与え、他の人を前向きな気持ちにさせることができます。

モチベーターのような役割を担う

「ポジティブ」が長所として発揮されると、周りの人を前向きにさせることができます。

この、「周りの人を前向きにさせる」が求められる役割を担ってみるとよいです。

身近な例だと会社で新人が来たときに発揮できるでしょうか。

新人の子は右も左も分からず、これから長く続いていく社会人生活に不安を持つことも少なくなりません。

そんなときに新人の良い面や強みを伝えるなどして新人の気持ちを前向きにさせられれば、最高の長所使いになりますね!

このように、人を前向きにさせることに長けている「ポジティブ」を持つ人は、モチベーターとして高い適性があると言えます。

短所と上手く付き合うための行動

短所と上手く付き合うための行動は以下の3つです!

・リスク回避や問題解決が得意な人と協力する
・リスクや問題点を理解していることを説明する
・失敗をしたときに原因を1つ以上振り返ってみる

リスク回避や問題解決が得意な人と協力する

「ポジティブ」を持つ人は物事の肯定的な面に目が向く半面、否定的な面には目を向けることが好きではありません。

この短所は自覚し、しょうがないと割り切ってしまうのがいいでしょう。

そして短所を割り切る場合、対策としては大きく2つあります。

①得意な人に任せる
②自分の上位資質に任せる

否定的な面に目が向きにくいと、リスク回避や問題解決が苦手になりがちです。そのようなことが得意な人に上手く助けてもらいましょう。

人は自分が得意とすることで頼られると嬉しいものです

得意そうな人にどんどん頼ってみましょう!

(頼ることが苦手な著者へも当てはまるアドバイスです…。実行力資質「責任感」を持つ人は頼るのが苦手な傾向にあります。)

「責任感」の詳しい解説記事はこちらから!

ストレングスファインダー「責任感」の特徴と活かし方【資質解説】 – 「才能」に気づくブログ

また、「慎重さ」や「回復志向」、各種戦略的思考力資質など、リスク回避や問題解決を得意とする資質を上位に持つ場合、自分自身の上位資質でカバーしてみてもよいでしょう。

例えば私の場合、「ポジティブ」11位×「慎重さ」5位の珍しいタイプですが、「物事の肯定的な面に目が向く」×「物事のリスクに目が向く」を掛け合わせた希少な長所を持っています。

ほかの人に頼れない場合、このように上位資質でカバーすることも意識してみるとよいでしょう。

リスクや問題点を理解していることを説明する

「ポジティブ」を持つ人は、リスク回避や問題解決が苦手な傾向があると述べましたが、本当に苦手とは限りません

物事のネガティブな面に目を向けるのが「好きではない」だけで、ネガティブな面に目を向ける能力がないとは限らないのです。

ポジティブな発言ばかりしていると、周りから「この人はリスクや問題が分かっていない」と評価されることがあります。

その場合、できる範囲でリスクや問題点を検討し説明すると「この人は分かったうえでポジティブな発言をしているんだな」と思ってもらえるでしょう。

失敗をしたときに原因を1つ以上振り返ってみる

「ポジティブ」を持つ人は、楽観的・楽天的な傾向があります。

それが短所として発揮されると、失敗をしたときに「まあ次はなんとかなるでしょ!」と、まったく反省せずに同じ失敗を繰り返してしまう場合があります。

その対策として、「なぜ失敗したか」を考えてみましょう。

否定的な面を考えるのはしんどいかもしれませんが、「1つ以上」とすればハードルが下がりますね!

失敗を繰り返さないように、少しでよいので原因を分析してみると短所として発揮されることが減りますね!

「ポジティブ」×他の資質の組み合わせ

「ポジティブ」単体としてだけでなく、自分の他の上位資質、あるいは他者の上位資質と組み合わせて活用することもできます。

①「ポジティブ」×「成長促進」

「成長促進」は人や物事の可能性やポテンシャルを見出す資質です。

「成長促進」で人が持つ可能性や潜在能力に気づき、ポジティブでその良い面に着目して伝えると…

その人は自身が持っている潜在能力に気づき、その潜在能力を磨こうと前向きな気持ちになれるでしょう。

潜在能力を見出し、前向きにさせる。「超成長促進」みたいな感じで使えそうですね!

②「ポジティブ」×「社交性」

「社交性」とは、初対面の人に好きなってもらい広い人間関係を築くのが得意な資質です。

持ち前の広い人間関係に「ポジティブ」な前向きなオーラが波及すれば、周りには自然と前向きな人がたくさん集まるようになります。

「ポジティブ」を持つ人は、前向きな人から影響を受けることで価値観が満たされます。

持ち前の「社交性」でそのような人を周りにたくさん作ることで、とても幸せな人生になるでしょう。

③「ポジティブ」×「指令性」

「指令性」は、思ったことや意見を率直に本音ベースで伝えることが得意な資質です。

率直な意見が必要とされる場面はたくさんあります。

しかし、物言いや指摘が率直すぎると「怖い」という印象を与えてしまいます。

そこで「ポジティブ」の出番です。悪い面や直してほしいところを指摘する前に、「ポジティブ」で指摘する人の良い面や、その人の行動の良かったところを見つけ伝えてみてください。

例えば仕事において、後輩が作った成果物の指摘をする際に

「ここを直して」と率直に伝えるよりも、

「ここはすごくいいね!でもここは直したほうがいいね」と、良かった点をセットで伝える方がマイルドな印象ですよね!

「指令性」の短所を「ポジティブ」でカバーするようなイメージですね!

※「指令性」の短所は他の人間関係構築力資質でもカバーしやすいです!なかなかセットで上位になることは少ないですが、もしどちらも上位に持つ場合大きな強みになります!

まとめ

本記事ではストレングスファインダーの人間関係構築力の資質である「ポジティブ」の解説をしました。

・「ポジティブ」についてよく理解できた方
・「ポジティブ」の短所を長所として捉えられるようになった方
・「ポジティブ」を長所として活用したい!と思えるようになった方

が少しでも増えれば幸いです。

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この記事を書いた人

管理人のおおつきと申します。ストレングスファインダーを通じて、短所を長所に変え人生にワクワクする人を増やすために発信しています。

私は新卒で就職した会社に馴染めずストレス限界までを抱え、社会人2年目で休職に至ってしまいました。

「なぜ休職してしまったのだろう?」と考え休職期間中に自己理解に没頭。そこでストレングスファインダーという才能診断ツールに出会い自分の持っている性格を強みとして活用できていないことが分かりました。

ストレングスファインダーを通じて今まで短所として捉えていたことを長所として認められるようになり、自己肯定感が大きく上がりました。
休職前と比べ人生へのワクワク感が大きく高まっているのを実感する日々を送っています。

ストレングスファインダーを理解できれば、自分の才能を認められるようになり、ゆくゆくは自分自身を認めてあげられるようになると確信しています。そんな体験をする人が一人でも増えればいいなと思い、情報発信しています!

詳しいプロフィールは下記リンクをご覧ください!

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