こんにちは、ストレングスファインダーに没頭しているおおつきです。
本記事では、ストレングスファインダーの影響力資質の一つである「最上志向」について、特徴と活用方法を解説していきます。
日本のストレングスファインダー受験者の中でTop5出現率が最も高い資質のようです!
本記事を読むことで
・「最上志向」の特徴が理解できる
・「最上志向」の短所、長所が理解できる
・「最上志向」の活用方法が分かる
ようになります。
「最上志向がどんな資質か知りたい」
「最上志向のよくある長所、短所のパターンを知りたい」
「最上志向を長所として活用したい」
人はぜひ最後まで記事をご覧ください!
※本記事で記載されている「最上志向」の特徴は、必ずしも「最上志向」を上位に持つすべての人に当てはまるわけではありません。
※「最上志向」を上位に持つ人はこのような「傾向」があるというニュアンスになります。
※ストレングスファインダーをまだ受けていない方は、こちらから受けてみてください。
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※ストレングスファインダーを受けるメリットを知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。
ストレングスファインダーの料金は高い?費用対効果を解説します! – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)
「最上志向」の特徴
「最上志向」とは?
最上志向とは、最高の質を追求し、平均以上の質のものを磨き上げられる資質です。
0より大きいものを100に近づくまで磨いていくイメージです。
苦手の克服には興味が湧かず、得意なことをとことん伸ばしたいと考えます。
キーワード
「最上志向」を表すキーワードは以下の3つです。
2. 強み
3. 突出
順に解説していきます。
1. どこまでも
「最上志向」を最も的確に表すキーワードで、一つの得意なことを「もっともっと」極限まで伸ばそうとします。
最上志向4位の私の実体験を紹介します。
私は高校時代、数学、物理、化学といった理系科目が得意で、世界史、日本史など暗記科目が苦手でした。
苦手な暗記科目の克服には興味がなく、得意な理系科目をひたすら伸ばし続けていました。
世界史、日本史の授業中にこっそり数学などを勉強していましたね。
その結果、世界史や日本史は追試常連で学年最下位経験あり。数学などの理系科目は学年トップクラスの成績を残していました。
このように自分が得意で楽しいものを「どこまでも」伸ばしていこうとする資質なのです。
2. 強み
「最上志向」の人は、弱みを改善することではなく「強み」をどこまでも伸ばすことを大事にしています。
また自分だけでなく他人に対しても、「強み」を伸ばしている人にひかれる傾向があります。
そのため、自分や他人の強みに自然と気づくことができます。
3. 突出
「最上志向」の人は、すべてを平均以上にしようなんてとても思っていません。
弱みはあまり気にせず、「突出」した強みがあることを誇りに感じます。
そのため幅広い仕事を無難にこなすこと(広く浅く)より、少ない仕事の質をどこまでも高めていく仕事(狭く深く)の方が楽しいでしょう。
他の資質との比較
※あくまで特徴の比較であり、優劣を比較するものではありません。
①「最上志向」と「回復志向」
かなり対照的な資質で、一緒に上位資質として出現する人はほぼいません。「回復志向」は、壊れているものを元に戻す資質で、マイナスのものを0に戻すイメージです。
最上志向:質をどこまでも高めたい。
回復志向:問題を解決し、元通りの状態や平均レベルに戻したい。
②「最上志向」と「個別化」
人の「強み」に気づくという点では似ている資質ですが、以下の点が異なります。
最上志向:人の「強み」に自然と目が行く
個別化:人の「特徴」や「ユニークさ」に自然と目が行く
「最上志向」は「強み」には目が行きますが、弱みにはあまり注目しません。
「個別化」は弱みも含めた人の「特徴」や、人のユニークな部分に自然気づくことができます。
③ 「最上志向」と「競争性」
レベルを高めるという点では似ていますが、比較対象が異なります。
最上志向:プロフェッショナルになりたい(質にこだわる)
競争性:ライバルに勝ちたい(勝ちにこだわる)
「最上志向」は自分の中で質を高めることにこだわり、「競争性」は他人より上に立つことにこだわります。
「最上志向」の短所、長所
「最上志向」はすでに機能しているものを最大限に高められる素晴らしい資質です。
一方で長所は短所の裏返しなので、短所として発揮されてしまうこともあります。
「最上志向」のよくある長所、短所のパターンを紹介します。
短所として発揮されるパターン
「最上志向」が短所として発揮されると、周りから
・完璧主義で生きづらそう
・理想主義者、現実が見えていない
・問題解決できない人
などと評価されてしまうことがあります。
※「最上志向」を上位に持っているすべての方に当てはまるわけではありません。
一つの物事の質を100点、120点まで高めることばかりに集中して、アウトプットが遅れたり他のことを疎かにしてしまうと、「完璧主義で生きづらそう」と評価されることがあります。
また、「最上志向」の人は理想が高い傾向にあり、「最上志向」を持っていない人からすると「理想主義者」に思われることも多いです。
さらに、良いところや強みばかりに目が行き、弱みや問題点に着目しないことで「問題解決できない人」と言われてしまうかもしれません。
上記の短所に悩んでいる場合、「最上志向」が暴走している可能性があります。
短所はまず自覚することが大切です。
その裏返しの長所および、短所どう向き合っていけばよいかを後程解説していきます!
資質の「暴走」について、非常に重要な考え方なのでイメージできていない方はこちらの記事をご覧ください!
資質の長所と短所の出方について【ストレングスファインダー】 – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)
長所として発揮されるパターン
「最上志向」が長所として発揮されるパターンとして、
・仕事を高い質で遂行することができる
・現状に満足せず、どこまでも上を目指せる
・他者の強みに気がつき、それを伝える
などがあります。
先ほど短所として、「一つの物事の質を高めることに集中して、アウトプットが遅くなったり他のことが疎かになる」と述べました。
しかしそれは、物事を高い質で遂行することが自然とできてしまうという長所の裏返しです。
また高い理想を持つことで「現実が見えていない」と評価されますが、高い理想を持つ人にしか高い理想を実現することはできません。
「最上志向」は最高の人生を送る素質がある素晴らしい資質なのです。
また問題を解決して元の状態に戻すことはあまり得意でないかもしれませんが、その裏返しとしてすでに機能しているものを「どこまでも」上のレベルまで磨くことができます。
・完璧主義で生きづらそう
・理想主義者、現実が見えていない
・問題解決できない人
といった悩みのある方は、上記の素晴らしい長所を持っているでしょう。
次章では、「最上志向」を長所として活用するための行動を解説していきます!
「最上志向」の活用法
全資質に言えることですが、日常生活に応用し人生のモチベーションを上げるためには
・長所して活用するための行動を知る
・短所は自覚し上手く付き合う(克服しない)
ことが大切です。
長所として活用するための行動
「最上志向」を長所として活用する方法としては、以下の3つです。
・「プロフェッショナル」が求められる環境に行く(創る)
・苦手なことは他の資質や他の人に任せてしまう
・周りの人の強みを見つけたら積極的に伝える
「プロフェッショナル」が求められる環境に行く(創る)
「最上志向」は、物事をそこそこの水準で幅広く遂行するより、少ない物事を極めることが得意です。
そのため、専門性が高く「プロフェッショナル」が求められる環境の方が長所を発揮することができます。
何の分野でプロフェッショナルになるかを決めるのにおすすめしたい動画があります。
以下の八木仁平さんの動画です。
プロフェッショナルを目指すにも、興味のない分野で目指してしまうと長続きしません。
また、自分が人生や仕事で大事にしていることを理解していないと、その大事なこと(=価値観)と違った方向性に向かってしまう可能性があります。
「才能」だけでなく「価値観」や「興味」知っておくことはどんな人でも重要ですが、「最上志向」の方は特に重要です。
どの分野でプロフェッショナルになるかをじっくり検討して、その分野をとことん極めていきましょう!
ちなみに私の場合は「ストレングスファインダー」を中心とした、「才能」になりました。それを極めるために日々勉強中です!
苦手なことは他の資質や他の人に任せてしまう
「最上志向」を長所として活用するには得意なことばかりやっていたいところですが、100%得意なことに時間を割くことはできません。
苦手なことと向き合う必要があり、「最上志向」の人は苦手なことと向き合うことを苦手とする人が多いです。
「苦手なことと向き合うことが苦手」を自覚しつつ、以下のアプローチで対処すると良いでしょう。
・苦手なことはそれが得意な人に任せる
・苦手なことを他の上位資質でカバーする
自分が苦手に感じても、それを得意とする人は必ず存在します。身近にそのような人がいたら、任せてしまうのが良いでしょう。
例えば問題解決系の仕事を、「回復志向」を持つ人に任せるのはいいことですね。
ただし、任せるだけじゃなくて代わりに何か、例えば自分が得意なことをやってあげるなどWin-Winの関係を構築する努力は必要です!
人に任せるのが難しければ、「最上志向」以外の上位資質でカバーするのが手っ取り早いです。
例えば私の場合、「達成欲」(=量をこなして成果を出せる資質)を下位資質に持ちかなり怠け者なところがあります。
8時間労働=頭おかしい働き方!「きつい」と感じて当然です。 – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)
上記の記事のように、8時間労働は非人道的な働き方だと本気で確信しています。ガムシャラに働きパフォーマンスを出すことは大の苦手です。
しかし幸運にも、「分析思考」、「目標志向」、「内省」など、物事の本質を的確に捉えられる資質を持っています。
「慎重さ」も合わせて、「本質にそぐわない無駄なことをやらない」という素晴らしい長所になります。
そうすることで、ガムシャラに働かなくてもパフォーマンスを発揮することができます。
今は8時間労働の会社に勤めていますが、残業は最低限で納得のいくパフォーマンスを出すことができています!
このように、苦手なことは得意なことでカバーできます。人に任せるのと組み合わせて、苦手なことは克服しようとせず、上手く付き合っていきましょう!
そうすれば自然と得意なことを発揮する時間が増え、最上志向の長所が開花します!
周りの人の強みを見つけたら積極的に伝える
「最上志向」は物事の良い部分に目が行きやすく、他人の強みにも自然と気がつきやすいです。
それを遠慮なく伝えてあげましょう!自分の強みが分からない人は世の中にたくさんいます。
強みを伝えて気づいてもらうことで、その人は人生のモチベーションが大きく上がります。「最上志向」は、人生のモチベーターになれる資質なのです。
短所と上手く付き合うための行動
短所と上手く付き合うための行動は以下の3つです!
・最善主義
・6割でアウトプットする
・高い理想をスモールステップに分解する
最善主義
「完璧主義」ではなく、「最善主義」を目指しましょう。最上志向の人は知らないうちに「100点」を目指しがちです。
それ自体は最上志向の長所です。しかし、すべて100点を目指せるほど世の中は上手くいきません。
100点へのこだわりが強く95点でも満足できないでいると、他のことが疎かになったり100点に届かない自分を否定したりしてしまいます。
完璧主義が生きづらさを生み出してしまいます。かといって直線的に完璧主義をやめようとすると、最上志向の長所の否定になってしまいます。
そこで以下のように考え方を変えましょう。
完璧が100点なのではなく、今できる最善が100点です。
100点の方向性を完璧から最善に変えればいいんです!これが最善主義ですね。
この考えさえ身につけば、100点を目指しつつ生きづらさがなくなっていきます。最高ですね!
60点でアウトプットする
「最上志向」の人は、質を磨き上げてからアウトプットしたい欲求が強いです。私もそうです・・・。
しかし質に固執しすぎるとアウトプットの量や、アウトプットのまでの時間に支障がでてしまいます。
「最上志向」の人の60点は、他の人の80~90点です。
質に対するこだわりが人より抜きん出ていることを自覚し、ある程度完成したら勢いで出しちゃいましょう!
もし「質が低い」と評価を受けたらまた改善していけばいいだけです。質を無限に改善できる長所を持っていますからね!
高い理想をスモールステップに分解する
私が人生において1ヶ月前から大切にしている言葉があります。
短えなおい。
夢は大きく目標は低く
夢が大きい、理想が高いことは「最上志向」の長所です。夢が大きいことで、最高の人生を送るポテンシャルが発生します。
しかし夢が大きいことにはデメリットもあります。
現実離れしすぎて何をしてよいか分からなくなることです。
そこで、低くて小さな目標が重要です。
大きくて立派な夢を達成するのは何をすれば良いのか、1週間ごとに最大3つまでの小さな目標を定めます。
達成できそうな小さな目標を使って、夢を叶えるプロセスをスモールステップに分解することで具体的な行動ができるようになるのです。
ちまたで言われている「夢は大きく目標は高く」という言葉は、「最上志向」の人の挫折を促します。
「最上志向」の人こそ「スモールステップ」を特に意識して行動してみてください!
「最上志向」×他の資質の組み合わせ
「最上志向」単体としてだけでなく、他の上位資質と組み合わせて活用することもできます。
①「最上志向」×「達成欲」
「達成欲」とは、スタミナがありタスクを生産的に遂行できる資質です。多忙で生産的な状態に快感を感じます。
「最上志向」は質をどこまでも追求できる資質ですが、「達成欲」は量をどこまでも追求できる資質です。
組み合わせることで、量×質を極め最高のパフォーマンスを実現できます。
ただし質にも量にも限界はあります。完璧主義ではなく最善主義で、適度にセーブしていきましょう。
②「最上志向」×「学習欲」
「学習欲」とは、新しい知識を学んで取り入れることが得意な資質です。
「最上志向」で何かを極めようとしたとき、「学習欲」で新しい知識をどんどん取り入れることで、その分野では誰にも負けないぐらいのプロフェッショナルになれます。
「学習欲」は学んで満足してしまうことも多いので、「60点でアウトプット」を心がけていきましょう。
③「最上志向」×「自我」
「自我」は、世の中に大きな影響を与える、世の中から注目される資質です。
「自我」がもつ「注目される」才能を活かすことで、最上志向の「完璧を目指してなかなかアウトプットできない」短所をカバーすることができます。
また「最上志向」で作り上げた素晴らしい成果物が世の中に注目され、それがモチベーションとなりまた素晴らしい成果物を作り上げる。
「最上志向」と「自我」の好循環で世の中に大きな影響を与えるすごい人になれるかもしれません。
まとめ
本記事ではストレングスファインダーの人間関係構築力の資質である「最上志向」の解説をしました。
・「最上志向」についてよく理解できた方
・「最上志向」の短所を長所として捉えられるようになった方
・「最上志向」を長所として活用したい!と思えるようになった方
が少しでも増えれば幸いです。