こんにちは、世界で3200万人が受けた才能診断ツール、ストレングスファインダーに没頭しているおおつきです。
本記事では、ストレングスファインダーの実行力資質の一つである「慎重さ」について、特徴と活用方法を解説していきます。
本記事を読むことで
・「慎重さ」の特徴が理解できる
・「慎重さ」の短所、長所が理解できる
・「慎重さ」の活用方法が分かる
ようになります。
「慎重さがどんな資質か知りたい」
「慎重さのよくある長所、短所のパターンを知りたい」
「慎重さを長所として活用したい」
人はぜひ最後まで記事をご覧ください!
※本記事で記載されている「慎重さ」の特徴は、必ずしも「慎重さ」を上位に持つすべての人に当てはまるわけではありません。
※「慎重さ」を上位に持つ人はこのような「傾向」があるというニュアンスになります。
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「慎重さ」の特徴
「慎重さ」とは?
「慎重さ」とは、さまざまなリスクを注意深く検討してから意思決定をするのが得意な資質です。
物事にはさまざまなリスクが潜んでいるという考えを持ち、一つ一つ用心深く検討してから進みます。
キーワード
「慎重さ」を表すキーワードは以下の3つです。
2. じっくり
3. ブレーキ
順に解説していきます。
1. リスク検討
「慎重さ」がある人は、物事にはさまざまなリスクが潜んでいるという考え方を持ちます。
そのため意思決定をすぐには行わず、リスクをできる限り把握してからにします。
リスクを入念に「検討」したうえで行動することで、無駄な失敗をせずに済むという大きな利点があります。
※リスク「検討」が得意で、リスク「回避」が苦手だと勘違いしないようにしましょう!
リスクを把握したうえで、そのリスクを取るか回避するかを含めて「検討」します。
2. じっくり
「慎重さ」のある人は、リスクを入念に検討する分何事も「じっくり」と考えてから行動する傾向があります。
リスクを一通り把握できていない間はなかなか行動できず、行動が遅い人と思われるかもしれません。
しかし、「じっくり」とリスクを検討し進むべき方向性を定めることで迷いなく行動できるようになるのです。
3. ブレーキ
「慎重さ」のある人は、自身にも他人にも闇雲な行動に「ブレーキ」をかけることができます。
リスク検討で自身の無駄な行動に「ブレーキ」をかけられるのはもちろんですが、突っ走って行動する人やチームに対して「ブレーキ」をかけ、
軌道修正する役割も得意です。
自然とリスク検討ができ、周囲が気づかないリスクに自然と気が付くことができるからこそ、「ブレーキ」をかけて無駄な行動や失敗を防げるのですね!
他の資質との比較
※あくまで特徴の比較であり、優劣を比較するものではありません。
①「慎重さ」と「活発性」
行動するまでのスタンスに関する比較です。
慎重さ:リスクを検討し進むべき方向性を定めてから行動する
活発性:思い立ったらすぐに行動する
この2つは対象的な資質ですね。
「活発性」は慎重さとは逆で、行動しないとわからないという考え方です。
行動していく中で方向性を定めます。じっくり考えて方向性を定める「慎重さ」とは対極にありますね!
②「慎重さ」と「ポジティブ」
こちらも対照的な資質です。
ポジティブ:物事の肯定的な面に目が向き、前向き、楽観的でいられる。
慎重さ:失敗の可能性をできるだけ排除するためリスクを入念に検討する。
「ポジティブ」は、物事の肯定的な面に目を向けることで、自身や他者に行動のモチベーションやエネルギーを与えられる資質です。
一方で、問題点やリスクに向き合うのはあまり好きではない傾向にあります。
「慎重さ」はリスクというネガティブな面に自然と目が向きます。
「ネガティブ思考」と思われることがありますが、だからこそ失敗の可能性をできるだけ排除し無駄な行動や失敗を避けられるのです。
「ポジティブ」の詳しい資質解説記事はこちらから!
③ 「慎重さ」と「規律性」
「慎重さ」を持つ人はリスクを検討し物事の方向性を定めるのが得意なので、計画を立てることを好む人が多いです。
「規律性」も計画を立てるのが好きという点で共通しています。
慎重さ:リスクに備えて計画を立てておく。
規律性:計画通りに物事が進む状態に喜びを感じる。
「慎重さ」はあくまでリスクに備えるための手段として計画を立てます。「慎重さ」方の計画は、不測の事態に備えて準備をしておくというニュアンスが強いです。
一方で「規律性」は、計画を立てそれ通りに物事が進むこと自体に喜びを感じる資質です。
そのため「規律性」を持つ人は、同じことを淡々と実行し物事を習慣化するのが得意な傾向にあります。
「慎重さ」の短所、長所
「慎重さ」は物事の肯定的な面を捉え、自分・他人を前向きにさせられる素晴らしい資質です。
一方で長所は短所の裏返しなので、短所として発揮されてしまうこともあります。
「慎重さ」のよくある長所、短所のパターンを紹介します。
短所として発揮されるパターン
「慎重さ」が短所として発揮されると、周りから
・自己開示が苦手な人
・行動や仕事が遅い人
・ネガティブな人
などと評価されてしまうことがあります。
※「慎重さ」を上位に持っているすべての方に当てはまるわけではありません。
「慎重さ」を持つ人は、行動だけでなく「言動」も慎重な傾向にあります。
自分をさらけ出すことで、注目されることや変に思われることをリスクと感じ、自己開示に慎重になりがちです。
それ自体は問題ないのですが、行き過ぎてしまうと「この人全然自己開示しないから信用できない、仲良くなれない」などマイナスの評価を受けてしまうことがあります。
また、リスクをじっくりと検討する分、行動するまでに時間がかかる面があります。
その結果、「もっとテキパキ行動しなきゃ」「行動や仕事が遅い人だよね」などと言われてしまうことがあるでしょう。
さらに、リスクに自然と気がつき物事のネガティブな面に目が向くことで、ネガティブな言動が多くなってしまうと「ネガティブ思考」と思われがちです。
上記の短所に悩んでいる場合、「慎重さ」が暴走している可能性があります。
短所はまず自覚することが大切です。
その裏返しの長所および、短所どう向き合っていけばよいかを後程解説していきます!
資質の「暴走」について、非常に重要な考え方なのでイメージできていない方はこちらの記事をご覧ください!
資質の長所と短所の出方について【ストレングスファインダー】 – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)
長所として発揮されるパターン
「慎重さ」が長所として発揮されるパターンとして、
・リスクをじっくり検討し、無駄な行動や失敗を避ける
・人が気づかないリスクに気づくことができる
・軽率な言動をせず、重みのある言葉を発せられる
などがあります。
「慎重さ」を持つ人は「行動や仕事が遅い」、「ネガティブ思考」のような短所があります。
しかし、その短所はリスクをじっくりと検討するからこそ発生します。
リスクをじっくりと検討することで、無駄な行動や失敗を避けられる、人が気が付かないリスクに気づくことができるという長所が生まれるのです。
また、「自己開示が少ない」と評価されることがあります。自己開示が少なすぎると、周囲から信頼を得ることは難しいでしょう。
「慎重さ」を持つ人は自己開示だけでなく、言動や発言そのものに慎重な傾向があります。
慎重に言葉を発する分、その場で調子の良いことを言うなど軽率な発言をしません。
そのため、口数が少なくても発する言葉に重みがあるように感じられ、むしろ周囲から信頼されるのです。
自己開示が少なくて信頼されないという短所は、言葉に重みがあり信頼されるという長所に変えることができます。
・行動や仕事が遅い
・ネガティブ思考
・自己開示が苦手
といった悩みのある方は、上記の素晴らしい長所を持っているかもしれません。
次章では、「慎重さ」を長所として活用するための行動を解説していきます!
「慎重さ」の活用法
全資質に言えることですが、日常生活に応用し人生のモチベーションを上げるためには
・長所して活用するための行動を知る
・短所は自覚し上手く付き合う(克服しない)
ことが大切です。
長所として活用するための行動
「慎重さ」を長所として活用する方法としては、以下の3つです。
・焦って行動しない
・頭の中にあるリスクをチームメンバーに伝える
・親しい人の相談役になる
焦って行動しない
「慎重さ」を持つ人は、リスクをじっくり検討するのが得意な反面、行動が遅いと言われたり悩んでしまうことも多いです。
それでも、焦らないでください。
リスクをじっくり検討する時間によって物事が早く進むことも多いのです。
方向性が分からない中で焦って闇雲に動いても上手くいかないですよね?
リスクの検討は、進むべき方向性を定めるのに必要な過程なのです。
あまりにも時間をかけすぎるとよくないですが、リスク検討に十分な時間を割くことはむしろいいことだと理解しましょう。
十分にリスクを検討して行動を始めた後はかなり早く物事を進めることができます。
行動が遅いと言われたからといって焦る必要は全くないのです。
頭の中にあるリスクをチームメンバーに伝える
「慎重さ」のある人は、物事のリスクに無意識に気づくことができます。
「慎重さ」のある人にとっては当たり前のことでも、意外とみんな気づいていないのです。
一緒に仕事や生活をしているメンバーに対して、ネガティブ思考だと思われない程度にリスクを伝えてみましょう。
あなたの何気ない一言がチーム全体に良い気付きを与えるかもしれません。
親しい人の相談役になる
「慎重さ」のある人は言動にも慎重で、口数が少なく言葉に重みがある傾向があります。
「仲良くなるのに時間がかかる」と思われることもありますが、仲良くなった人には信頼されやすいです。
※この辺は「親密性」と似ています。「親密性」の詳しい資質解説はこちらをご覧ください。
あなたが発する一つ一つの言葉が信用されるんですね。
また「慎重さ」のある人はリスクをじっくり検討し判断力に優れます。
その能力は人の意思決定の手助けになります。親しい人の人生の方向性を決める相談相手として力を発揮できるでしょう。
短所と上手く付き合うための行動
短所と上手く付き合うための行動は以下の3つです!
・意思決定に時間がかかる人間だと説明する
・行動が遅れるリスクを考える
・仲良くなりたいと思った人には意識的に自己開示をしてみる
意思決定に時間がかかる人間だと説明する
「慎重さ」のある人は行動が遅いと言われがちです。
そして、「行動するのが怖いから遅いんだ」と誤解されると厄介です。
先ほど長所としての活用で「リスク検討する時間を大切にする」と書きました。
リスク検討するのは、動き出した後迷いなくスムーズに進めるためで、行動することそのものを恐れているわけではないことを説明しましょう。
スムーズに行動するための準備に人よりも時間がかかるだけで、十分なリスク検討が物事を進める一番の近道であることを説明しましょう。
行動が遅れるリスクを考える
リスク検討に時間をかけるのは大事なことですが、かけすぎると短所として発揮されてしまいます。
行動までに長い時間がかかることで発生するリスクがあることを頭に入れておきましょう。
おススメは行動を始める期限を定めておくことです。
簡単な例を出すと、行くか迷っているライブがあるとします。
ライブには申し込み期限があり、期限までに申し込まないと「後日ライブに行きたくなったときに行く権利がなくて後悔する」というリスクがありますよね。
これが「行動が遅れるリスク」です。
申し込み期限があることで、その期限までに意思決定をする強制力が働きますよね。
同じように、意思決定に時間をかけすぎないようにするために期限を設けておきましょう。
※とはいえ、意思決定に時間をかけなさすぎても「慎重さ」の長所が発揮されません。
そこは上手くコントロールする必要がありますね!
仲良くなりたいと思った人には意識的に自己開示をしてみる
「慎重さ」を持つ人は、自己開示に慎重な傾向があります。
まずはその傾向を自覚しましょう。
ただ、人と仲良くなるにはある程度自己開示をする必要があるのも事実です。
そこで、仲良くなりたい!と思った人には少しだけ勇気を出して自己開示をしてみましょう。
「仲良くなりたい!」と思った人「だけ」でOKです。
自己開示が少ないことそのものを短所だと思わないでください。
仲良くなるために必要なツールとしての自己開示で、皆に対して無理に自己開示を多くする必要はありません。
仲良くなりたいと思った人に自己開示をすることで嫌われてしまうのではないか…?というリスクが思い浮かぶかもしれません。
しかし、本当の自分をさらけ出して嫌われるならそもそも仲良くなれないと思います(笑)
仲良くすべき人を選別する&手っ取り早く仲良くなってしまう意味でも、無理のない範囲で少しずつ自己開示を増やしてみましょう。
「慎重さ」×他の資質の組み合わせ
「慎重さ」単体としてだけでなく、自分の他の上位資質、あるいは他者の上位資質と組み合わせて活用することもできます。
①「慎重さ」×「親密性」
「親密性」は、本当に信頼できる人と深い関係を築くのが得意な資質です。
この「親密性」が、「慎重さ」の「自己開示が苦手」という短所をカバーしてくれます。
「親密性」の人は、広い関係よりも深い関係を好みます。誰とでも仲良くする必要はないのです。
深い信頼関係を築くためには、ある程度の自己開示が重要です。
「自己開示をしてみて、自分自身に興味を持ってくれる人と深い関係を築く」という、「親密性」を前面に出した考え方で、上記の短所をカバーできるでしょう。
「親密性」もセットで上位に持つ方は是非活用してみてください!
※私もセットでTop5に入っているので、活用してみようと思います!自己開示あんまり得意じゃないので…。
②「慎重さ」×「分析思考」
「慎重さ」はリスクを入念に検討するのが得意な資質ですが、そのリスク検討に「分析思考」を組み合わせると最強の判断力になります。
「分析思考」とは、物事の根本的な原因や論理性を重要視します。そのため、論理的思考力が高い人が多いです。
論理的にリスクを検討することができれば…。意思決定する際の判断力に磨きがかかりますよね!
③「慎重さ」×「自己確信」
「自己確信」とは、「自分にはできる!」と自分に自信を持って進める資質です。
上位資質として一緒に出ることが少ないですが、「自己確信」を持つ人とタッグを組むと物凄く良いパートナーになれるでしょう。
「自己確信」を持つ人は自分に自信を持ち、進んでリスクを取ることができる行動力があります。
その反面、自信過剰になり無謀なリスクに挑戦しがちなところがあります。
そのときに、その無謀なリスクを伝えて「ブレーキ」をかける役割を担ってください。
「自己確信」を持つ人が無駄な失敗を避け、よりよい行動ができるようになるためのアシストができますね。
また、「自己確信」を持つ人から「自分はできる!」というエネルギーをもらうことで、「慎重さ」のネガティブ思考で行動が遅くなる短所が緩和されます。
相互補完の資質で、良いパートナーとして歩んでいけるでしょう。
※「自己確信」だけでなく、「活発性」や「ポジティブ」を持つ人とも同様に良いパートナー関係が築けるでしょう。
まとめ
本記事ではストレングスファインダーの人間関係構築力の資質である「慎重さ」の解説をしました。
・「慎重さ」についてよく理解できた方
・「慎重さ」の短所を長所として捉えられるようになった方
・「慎重さ」を長所として活用したい!と思えるようになった方
が少しでも増えれば幸いです。