こんにちは、世界で3200万人が受けた才能診断ツール、ストレングスファインダーに没頭しているおおつきです。
本記事では、ストレングスファインダーの戦略的思考力資質の一つである「学習欲」について、特徴と活用方法を解説していきます。
本記事を読むことで
・「学習欲」の特徴が理解できる
・「学習欲」の短所、長所が理解できる
・「学習欲」の活用方法が分かる
ようになります。
「学習欲がどんな資質か知りたい」
「学習欲のよくある長所、短所のパターンを知りたい」
「学習欲を長所として活用したい」
人はぜひ最後まで記事をご覧ください!
※本記事で記載されている「学習欲」の特徴は、必ずしも「学習欲」を上位に持つすべての人に当てはまるわけではありません。
※「学習欲」を上位に持つ人はこのような「傾向」があるというニュアンスになります。
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「学習欲」の特徴
「学習欲」とは?
「学習欲」とは、常に新しいことを学び向上心を強く持てる資質です。
学んだあとの結果よりも学ぶプロセスに価値を置くため、常に学び続けることができます。
キーワード
「学習欲」を表すキーワードは以下の3つです。
2. 知的好奇心
3. 一生勉強
順に解説していきます。
1. 学ぶプロセス
「学習欲」の本質を表すキーワードです。
私は「学習欲」が21位ですが、私のように「学習欲」を強みとしない人は、学ぶ目的がないとなかなか学ばないと思います。
しかし「学習欲」を持つ人は、学ぶ目的関係なく学ぶこと自体が楽しいのです。
この特徴があるからこそ勉強に飽きることがなく、常に学び続けられるのですね!
2. 知的好奇心
「学習欲」の人は学ぶプロセスそのものに価値を置くため、何を学ぶかに関係なく新しい知識をどんどん取り入れようとします。
そして新しい知識を得られたときにすごく充実した気持ちになります。いわゆる「知的好奇心」が非常に高いですよね。
そのため、「学習欲」を持つ人は知識の幅が広かったり、資格をたくさん持っていたりすることが多いです。
3. 一生勉強
人生は「一生勉強」と言われます。
学生時代はもちろん、社会に出てからも新しいことを覚えていかなくてはいけない場面が多くあるでしょう。
「学習欲」を持つ人はあまり感じないかもしれませんが、大抵の人にとって勉強は億劫なものです。
勉強に意義を感じられれば楽しいのですが、意義を感じられない勉強は楽しくありません。
しかし「学習欲」を持つ人は違います。新しいことを学ぶことが楽しいので、内容はあまり関係なく勉強することそのものを楽しめます。
大抵の人よりも圧倒的に「一生勉強」に向いており、向上することができる素晴らしい資質です。
日本人は他の先進国に比べて自主学習をしない傾向があります。
「学習欲」で自然と自主学習をしてしまうことで、周りに大きく差をつけることができますよ!
他の資質との比較
※あくまで特徴の比較であり、優劣を比較するものではありません。
①「学習欲」と「収集心」
「収集心」はいろいろなモノや情報に興味を持ち、それを集められる資質です。
好奇心旺盛という点で「学習欲」と似ていますが、以下の点が異なります。
学習欲:新しいことを学ぶ「プロセス」が楽しい
収集心:新しく興味を持ったモノや情報を集めるのが楽しい
「学習欲」は新しいものを勉強したり取り入れることそのものに興味があります。
一方で「収集心」は興味を持つことが先で、それに関連するモノや情報を集めるイメージです。「コレクター」という言葉が近いですね。
「収集心」は、いろいろなモノや情報に興味を持つという特徴も併せ持っているため、「学習欲」と混同しやすい資質になっています。
②「学習欲」と「内省」
学習欲:新しい知識を取り入れる
内省:自分の頭の中で物事を深く考察する
「学習欲」は、自分の外側にある知らない知識を得ることに快感を感じます。
一方、「内省」はすでに自分の内側にある知識を使って物事をじっくり深く考察することが得意な資質です。
同じ戦略的思考力ですが、知識を広げるか、深めるかの違いがあります。
③ 「学習欲」と「適応性」
「適応性」はその場その場の変化に柔軟に対応できる資質で、むしろ「変化」を好みます。
学習欲も「新しいこと」を学ぶのが好きな資質で、学ぶ内容には変化を求めていると言えます。
そのため、短所に目を向けると「飽き性」という点で共通しています。
学習欲:ある程度理解が深まるとその分野に飽きてしまう
適応性:変化のない日常が続くと飽きてしまう
「学習欲」は知識に対して、「適応性」は自分を取り巻く状況に対して変化を求める資質といえるでしょう。
「学習欲」の短所、長所
「学習欲」は新しい知識をどんどん取り入れられる素晴らしい資質です。
一方で長所は短所の裏返しなので、短所として発揮されてしまうこともあります。
「学習欲」のよくある長所、短所のパターンを紹介します。
短所として発揮されるパターン
「学習欲」が短所として発揮されると、周りから
・頭でっかちで役に立たない
・勉強ばっかりしてて楽しくなさそう
・飽き性
などと評価されてしまうことがあります。
※「学習欲」を上位に持っているすべての方に当てはまるわけではありません。
「学習欲」は学んだ成果よりもプロセスに価値を置く傾向があります。
そのため、学ぶだけで自己満足してしまいそれを役立てられないという短所が出ることがあります。
また知らず知らずのうちに体験や経験をないがしろにしてしまうこともあります。
その結果、「いろいろ知識があるんだけど役に立ってない」「頭でっかち」と言われることがあるでしょう。
また「学習欲」を持つ人は向上心が強く、暴走すると「常に学び続けなければいけない」と自分を追い込んでしまいがちです。
休日に勉強時間がとれないとモヤモヤしてしまうなど、学ばなければ気が済まなくなるのですね。
このように「勉強しなきゃ」と自分を追い込んでしまい、周りから「人生楽しくなさそう」と評価されてしまうかもしれません。
さらに、ある程度その分野の知識がついてくると、「新しい知識」がどんどん少なくなるので「飽き性」として発揮されるケースもあります。
例えば、仕事で同じ部署に3年いると大体その仕事のことが分かってきて飽きてしまうようなことがあるかもしれません。
上記の短所に悩んでいる場合、「学習欲」が暴走している可能性があります。
短所はまず自覚することが大切です。
その裏返しの長所および、短所どう向き合っていけばよいかを後程解説していきます!
資質の「暴走」について、非常に重要な考え方なのでイメージできていない方はこちらの記事をご覧ください!
資質の長所と短所の出方について【ストレングスファインダー】 – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)
長所として発揮されるパターン
「学習欲」が長所として発揮されるパターンとして、
・勉強することが苦にならない
・新しいこと知識をどんどん吸収する
・知的好奇心が旺盛で幅広い知識を得る
などがあります。
先ほど短所として、「学ぶだけで自己満足してしまいそれを役立てられない」と書きました。
しかし、多くの人はあなたほど学ぶことができません。
学んだことを役立てられるかどうかは意識次第で変わります。つまり、苦労せず学べるだけで非常に素晴らしい才能なのです。
また「学ばなきゃ」という思い込みが強くなると自分を追い詰めてしまうところがあります。
しかし、その向上心があるからこそ「新しい知識をどんどん吸収していける」という素晴らしい長所があるのです。
さらに、知識がある程度身につくとその分野に飽きてしまう「飽き性」な気質もありますが、
その裏には「幅広い知識を身につけたい」という欲求があります。
「飽き性」の裏には、類い希なる知的好奇心が隠れているのです!
・頭でっかちで役に立たない
・勉強ばっかりしてて楽しくなさそう
・飽き性
といった悩みのある方は、上記の素晴らしい長所を持っているでしょう。
次章では、「学習欲」を長所として活用するための行動を解説していきます!
「学習欲」の活用法
全資質に言えることですが、日常生活に応用し人生のモチベーションを上げるためには
・長所して活用するための行動を知る
・短所は自覚し上手く付き合う(克服しない)
ことが大切です。
長所として活用するための行動
「学習欲」を長所として活用する方法としては、以下の3つです。
・知的好奇心に従って学び続ける
・資格を取得する
・新しく学ぶのが苦手な人のために新しいことを学ぶ
知的好奇心に従って学び続ける
「学習欲」を持つあなたの知的好奇心は才能です。
ですが、周りの人はそこまで勉強に対して興味がないので
「勉強が好きな私は変なのかな…?」と悩んでしまうことがあるでしょう。
ですが、あなたの勉強好きは立派な才能です。そこに自信を持ちましょう!
そして周りの目を気にせず(勉強ばっかりしてる変人と言われようと)、その内発的な知的好奇心を大事にしてください!
そうすれば周りに比べて知識やスキル面で圧倒的に差をつけることができます。
資格を取得する
「学習欲」がある人は、資格を取る才能が抜群です。
普通の人は「資格取得」が主な目的になるため、資格を取るまでのモチベーションが続かないことが少なくありません。
「学習欲」を持つ人は、「資格取得」以外にも、学ぶプロセス自体をモチベーションにすることができます。
そのためあまり苦労せず資格を取れてしまうことも珍しくないのです。
無理しない範囲で資格取得にチャレンジしてみると、学習欲の長所が最大限に発揮されるでしょう。
※無理しすぎると、「学びたい」というプラスの気持ちから「学び続けなきゃ」というマイナスの気持ちに変化してしまうので気をつけて!
新しく学ぶのが苦手な人のために新しいことを学ぶ
世の中にはあなたとは違い、「新しい知識を取り入れるのが苦手」な人たちがたくさんいます。
その人の代わりに新しい知識を学んであげてください。
例えばパソコンのスキルに慣れず、なかなかうまく使いこなせない上司がいたとします。
その上司はおそらく、自らPCスキルを学ぶことはしないでしょう。
そこで、その人のためにPCスキルを学びそれを伝えてあげましょう。
普通の人なら億劫ですが、「学習欲」の人はそれを学ぶ過程を楽しめます。それをその上司のために使ってあげるのですね。
またその上司だけでなく自分自身のためにもなりますね。
このように、自分も満たしてあげる意味も兼ねて人のために学んであげることもオススメです。
苦手な人のために長所を役立てることで、「学ぶだけで終わる」という短所もカバーできますよ!
短所と上手く付き合うための行動
短所と上手く付き合うための行動は以下の3つです!
・学びを役立てる意識を持つ
・「経験からしか学べないことがある」と理解する
・仕事関連の知識のうち、業務時間中に学べないことを学ぶ
学びを役立てる意識を持つ
「短所として発揮されるパターン」で紹介した、
・学ぶだけで自己満足してしまいそれを役立てられない
の対策として、「学びを役立てる意識を持つ」ことがとても大切です。
もちろん学んで自己満足をするのも自分の気持ちを満たすうえではとても大事なことです。
しかし、それだけで終わってしまうのはもったいないです!
あなたが学んだことは必ず人の役に立ちます。
理由は簡単です。「学んだ」=「知らなかったことを知れた」と言うことです。
あなたが知らなかったということは、今現在それを知らない人はたくさんいます。
その人に学んだことを提供すれば、その人は知らなかったことを知ることができます。
そしてその人は新しい知識を得て生き方の幅を広げることができます。はい、役に立ちましたね!
このようにして学んで自己完結するだけでなく、他者に還元することで、上記の短所を克服できます。
さらに、人の役に立った実感から学ぶモチベーションupにつなげることができます。
とても良い循環ですね。さらにさらに、学ぶモチベーションがupした先に、「学ばなきゃと思い込んで自分を追い詰めてしまう」短所も解決できます。
内発的なモチベーションが上がっているため、「学ばなきゃ」ではなく「学びたい」という発想になるからですね。
自分のためにも他者のためにも、学んだことを役立てる意識を持ってみてください!
「経験からしか学べないことがある」と理解する
「学習欲」の短所として、学んだ知識に頼りすぎて経験をおろそかにしてしまうことがあります。
しかし世の中にはやってみないとわからないことがたくさんあります。
例えばバスケのフリースローの正しいフォームを徹底的に学んだ後にいきなりフリースローが正確にできるようになるでしょうか?
おそらく天才以外は無理でしょう。学んだ上で実践し失敗を重ねることで上手になっていきます。
高校数学の公式をすべて理解したところで、東大の数学で高得点が取れるでますか?
河野玄斗さんレベルじゃないと難しいでしょう。
「わかる」と「できる」は違うということを頭に入れておきましょう。
インプットはあなたの「学習欲」で自然とできてしまいます。その知識を活用した経験を積むことを意識してみましょう。
仕事関連の知識のうち、業務時間中に学べないことを学ぶ
これは、「飽き性」の対策としてオススメです。学習欲の方が「飽き性」で悩むのは仕事のケースが多いと思います。
ある程度仕事を覚えると「学習欲」の喜びポイントである「新しい知識」が得られず飽きてしまうのです。
そこで、仕事に間接的に関係することを学んでみましょう。
「間接的に」がポイントです。直接的なことは仕事中に学べてしまうからですね。
例えば「営業職の人が心理学を学んでみる」とかですね。
営業の仕事をしていて業務時間中に心理学を学ぶことはないと思います。しかし、心理学は営業の仕事に活用することができます。
営業に活用できそうな心理学を学ぶことで、その学んだ意識を営業に活用することができます。そうすれば見えていた景色が変わるような感じがしませんか?
業務時間外に仕事に使える知識を学ぶことで、日々の仕事に良い変化が生まれます。その結果、「飽き性」と上手く付き合うことができます。
業務時間外に勉強することは、「学習欲」の人にとってあまり苦ではないでしょう。
「勉強が苦にならない」という「学習欲」の強みを活かして、仕事での短所を克服していきましょう!
「学習欲」×他の資質の組み合わせ
「学習欲」単体としてだけでなく、自分の他の上位資質、あるいは他者の上位資質と組み合わせて活用することもできます。
①「学習欲」×「目標志向」
「学習欲」と「目標志向」は非常に相性がいいです。
「学習欲」は学ぶプロセスを重視するため、何のために学んでいるのか?という目的意識が軽視されがちです。
そこを「目標志向」で補う使い方ができます。
「目標志向」で目標や進むべき方向性を明確に定め、その方向性に沿った知識やスキルを「学習欲」を活用して取り入れていきます。
そうすると学ぶだけで終わらず、「学習欲」を成果を出すための才能に変換していけるでしょう。
②「学習欲」×「最上志向」
「最上志向」とは、すでに機能しているモノの質をどこまでも高めていける資質です。
「最上志向」で何かを極めようとしたとき、「学習欲」で新しい知識をどんどん取り入れることで、その分野では誰にも負けないぐらいのプロフェッショナルになれます。
一方でどちらもアウトプットに課題を残す資質なので、「60点で出してみる」ことを意識してみてください。
③「学習欲」×「分析思考」
「分析思考」は、論理的な思考が得意で、物事を筋道立てて分かりやすく伝えられる資質です。
「学習欲」で学んだことをアウトプットするとき、「分析思考」がわかりやすい説明を助けてくれるでしょう。
まとめ
本記事ではストレングスファインダーの人間関係構築力の資質である「学習欲」の解説をしました。
・「学習欲」についてよく理解できた方
・「学習欲」の短所を長所として捉えられるようになった方
・「学習欲」を長所として活用したい!と思えるようになった方
が少しでも増えれば幸いです。