こんにちは、ストレングスファインダーに没頭しているおおつきです。
本記事では、ストレングスファインダーの実行力の資質の一つである「責任感」について、特徴と活用方法を解説していきます。
本記事を読むことで
・「責任感」の特徴が理解できる
・「責任感」の短所、長所が理解できる
・「責任感」の活用方法が分かる
ようになります。
「責任感がどんな資質か知りたい」
「責任感のよくある長所、短所のパターンを知りたい」
「責任感を長所として活用したい」
人はぜひ最後まで記事をご覧ください!
※本記事で記載されている責任感の特徴は、必ずしも「責任感」を上位に持つすべての人に当てはまるわけではありません。
※責任感を上位に持つ人はこのような「傾向」があるというニュアンスになります。
※ストレングスファインダーをまだ受けていない方は、こちらから受けてみてください。
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※ストレングスファインダーを受けるメリットを知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。
ストレングスファインダーを学んで自己肯定感が爆上がりした話 – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)
「責任感」の特徴
「責任感」とは?
責任感とは、他者との「約束」や「任務」を確実に果たし周囲からの信頼を得られる資質です。
自分が「やる」と宣言したことをやり遂げようとする気持ちが人一倍強いです。
キーワード
責任感を表すキーワードは以下の3つです。
2. 信用
3. 役割
順に解説していきます。
1. 約束
「責任感」という言葉からもイメージしやすいかと思いますが、他者と交わした「約束」に対して、やり遂げる意識が人一倍強い資質です。
他者と交わした「約束」をやり遂げることを重要視し、そのための行動は惜しみません。
また遅刻をして何も謝罪がないなど、「約束」を理由もなく破る人がいるとイライラする人が多いです。
2. 信用
「責任感」を持つ人約束をやり遂げる意識が強いため、周囲の人から「信用」を得やすいです。
周囲の人からすると、任せた仕事や役割を全うしてくれるので「信用」しやすくなり、仕事を任せやすくなります。
上司などから、「とりあえずこの人に任せれば大丈夫!」と思ってもらいやすいです。
3. 役割
「責任感」の強い人は、自分が担っている「役割」を全うしようとします。
そのため、役割や責任範囲を明確にしないと気が済まないことが多いです。
また自身だけではなく、他者の役割や責任範囲も明確にすることで高いリーダーシップを発揮することができます。
他の資質との比較
※あくまで特徴の比較であり、優劣を比較するものではありません。
①「責任感」と「規律性」
約束やルールに関する比較です。
責任感:「他者」との約束を確実に遂行する資質。
規律性:「自分自身」で設定した約束、習慣、計画を大切にする資質。
「規律性」を持つ人は、自分なりのルーティンが確立していることが多いです。
②「責任感」と「親密性」
他者からの信頼、信用に関する比較です。
責任感:約束を守り他者から信用される資質
親密性:1対1のコミュニケーションで相互理解を深めることで信頼関係を築ける資質
「親密性」は他者と深い関係を構築し、その人から信頼される資質です。
「親密性」の詳しい解説はこちらをご覧ください。
ストレングスファインダー「親密性」の特徴と活かし方【資質解説】 – 才能活用理論 (excite-yourlife.com)
③ 「責任感」と「アレンジ」
仕事の進め方についての比較です。
責任感:任された仕事を自身が責任を持って最後までやり遂げる。
アレンジ:任された仕事を要素分解し、それぞれを適切な人に割り振りながら仕事を進める。
「アレンジ」は指揮者のような資質で、複数の物を上手に組み合わせ、効率よく最適な物を作ることを得意分野とします。
一方で「責任感」は物事を自分事として捉え、自ら主体的に仕事を進めることに喜びを感じます。
「責任感」の短所、長所
「責任感」は他者との約束を確実に果たす素晴らしい資質です。
一方で長所は短所の裏返しなので、短所として発揮されてしまうこともあります。
「責任感」のよくある長所、短所のパターンを紹介します。
短所として発揮されるパターン
「責任感」が短所として発揮されると、周りから
・厳しすぎる
・まじめすぎる
・病みやすい
などと評価されてしまうことがあります。
※「責任感」を上位に持っているすべての方に当てはまるわけではありません。
約束を確実に守れる一方で、無意識のうちに他者にもそれを求めてしまいがちです。
「責任感」を上位に持っていない人に「責任感」を上位に持つあなたの基準を求めてしまうことで、「厳しすぎる」、「まじめすぎる」と評価されることがあります。
また、人に任せるのが苦手ですべて自分で解決しようとしたり、提示された仕事を断れずにいっぱいいっぱいになってしまうことで「まじめすぎる」「病みやすい」と評価されるかもしれません。
上記の短所に悩んでいる場合、「責任感」が暴走している可能性があります。
短所はまず自覚することが大切です。
その裏返しの長所および、短所どう向き合っていけばよいかを後程解説していきます!
長所として発揮されるパターン
「責任感」が長所として発揮されるパターンとして、
・約束を確実に果たすことで周囲からの信用を得られる。
・主体的に取り組めてかつ裁量の大きな仕事をすることで良いパフォーマンスが発揮できる。
・役割や責任範囲を明確にし、チーム全体をそれぞれの役割に集中させ大きな成果を出す。
などがあります。
先ほど短所として、
「人に任せるのが苦手ですべて自分で解決しようとしたり、提示された仕事を断れずにいっぱいいっぱいになってしまう」
と述べましたが、それは物事を主体的に裁量大きく進めることに喜びを感じることの裏返しです。
やりたいプロジェクトを最初から最後まで任せられる状況などで、高いパフォーマンスを発揮することができます。
また何回も紹介していますが、先述の短所の裏返しとして「約束を守り周囲から信頼される」という素晴らしい長所があります。
・人に厳しくしすぎてしまう
・もっと気楽にやりたい
・病みやすい
といった悩みのある方は、上記の素晴らしい長所を持っているでしょう。
次章では、「責任感」を長所として活用するための行動を解説していきます!
「責任感」の活用法
全資質に言えることですが、日常生活に応用し人生のモチベーションを上げるためには
・長所して活用するための行動を知る
・短所は自覚し上手く付き合う(克服しない)
ことが大切です。
長所として活用するための行動
「責任感」を長所として活用する方法としては、以下の2つです。
・やるべきことを他人に宣言する
・主体的かつ裁量を大きく持てる環境を創る
やるべきことを他者に宣言する
「責任感」は他者との約束に重きを置く資質です。
自分で目標を立てるだけでなく、やるべきことを重要な人に宣言することで大きなモチベーションが湧いてきます。
例えば私は当ブログでストレングスファインダーに関する情報発信をすることを決めていますが、
1週間ごとに、情報発信の目標を専属コーチに宣言するようにしています。
「責任感」は、任された仕事をちゃんと実行できていることに喜びを感じる資質です。
他者に「やる」と言ってしまい擬似的に他者に仕事を任された状況をつくることで、モチベーションのアップに繋がります。
そして、「他者との約束を確実に果たす」という素晴らしい長所を存分に活用できます。
主体的かつ裁量を大きく持てる環境を創る
「責任感」は、自由で裁量のある状態に喜びを感じますが、主体的になれないつまらない仕事でその状態になると非常に辛いです。
例えば野球応援に全く興味のない人が、「来年の野球応援の構成全部考えて」と頼まれても主体性は生まれないでしょう。
自由で裁量がある状態に、主体性は大前提です。
・他の上位資質を有効活用して自己効力感を得る
・才能だけでなく、価値観や興味に合った環境を創る
ことで主体性を得ることができます。
価値観、興味については株式会社ジコリカイ代表の八木仁平さんによる以下の動画にてわかりやすく解説されています。
自由で裁量のある状態に主体性が加わると責任感の長所が存分に発揮されます。
短所と上手く付き合うための行動
短所と上手く付き合うための行動は以下の3つです!
・自分と他者の役割意識を明確にする
・抱える仕事の量をコントロールする
・約束に対するこだわりを自覚する
役割意識を明確にする
「責任感」を持つ人は、自らの役割を全うする意識が強いです。
しかしこの役割が明確になっていないと必要以上に物事を自分事として捉えてしまいます。
その結果、自分がやるべきこと以外も頑張りすぎてしまい、疲弊しやすくなってしまうのです。
上記のような暴走を防ぐためにも、「何を」「いつまでに」「どこまで」やるのかを明確にしておくことが非常に重要です。
また余裕があれば自分だけでなく、他者の役割意識を明確にしておくのもよいでしょう。
他者の役割を明確にし摺り合わせをしておくことで「誰が」その仕事をやるかという明確な判断基準ができます。
その結果、「人に任せることが苦手」という短所を解消することができるのです。
抱える仕事の量をコントロールする
「周囲から信用される」×「人に任せるのが苦手」という特徴の組み合わせで、たくさん仕事を抱えてしまいキャパオーバーになってしまうことがあります。
時には仕事を断ることが必要なのですが、それで上手く仕事を断ることができたら苦労しないと思います!
キャパオーバーになると約束を確実に守れなくなってしまうことを理解することで、キャパオーバーになる前に仕事を断ることができるようになります。
「責任感」を持つ人は約束をただやり遂げるだけでなく、その質もある程度重要視します。
仕事を引き受けすぎてキャパオーバーになると一つ一つの仕事の質に納得感が持てず、他者との約束を遂行できている感覚が失われてしまいます。
この感覚を失わないためにも、納得できる質で仕事をこなせるぐらいまで仕事量をコントロールすることが重要です。
約束に対するこだわりを自覚する
「責任感」を持つ方は、他者との約束に対するこだわりが人一倍強いです。
そのこだわりが強すぎると、他者のために「○○せねば」「○○すべき」のような「ねばべき思考」に囚われ、自分の本当の気持ちを軽視してしまいます。
世間一般の人たちは他者との約束をそこまで重要視しておらず、意外と自己中です。
「責任感」を持つ人は、ちょっと自己中かな?ぐらいで全然ちょうどいいのです。
まずは自分を満たして、その後他人を満たす考え方で自分を大切にしてあげましょう。
「責任感」の特徴を自覚することで、自分を認めてあげられるようになります!
「責任感」×他の組み合わせ
「責任感」単体としてだけでなく、他の上位資質と組み合わせて活用することもできます。
①「責任感」×「目標志向」
「目標志向」とは、目標に向かって一直線で行動し目標を達成することができる資質です。物事の優先順位をつけることを得意としています。
「目標志向」により、優先順位の低い仕事を良い意味で切り捨てることができるようになり、仕事を引き受ける明確な基準が生まれます。
その結果、「仕事を引き受けすぎてしまう」という短所をカバーすることができます。
また「責任感」を持つ人は、約束を果たせたかどうかを知ることに喜びを感じます。
「目標志向」により「何を以て約束を果たせたか」という基準を明確することで、責任感と相乗効果で素晴らしい長所として発揮されるのです。
②「責任感」×「親密性」
「他の資質との比較」で紹介しています。
どちらも信頼を得ることに関係する資質なので、同時に発揮されることで人から信頼されることに関して右に出る者がいなくなります。
約束をちゃんと守り、人と深く向き合うことができる人が信頼されない訳がありません。
「親密性」と「責任感」が両方上位の方は、高確率で人から信頼される素質を持っています。
③「責任感」×「達成欲」
達成欲とは、スタミナがありタスクを生産的に遂行できる資質です。多忙で生産的な状態に快感を感じます。
「責任感」の「仕事を引き受けすぎてしまう」短所を、達成欲によるスタミナでカバーすることができます。その結果他者の期待に高いレベルで応えられるようになります。
ただし人間のキャパシティには限界があるので、仕事量をコントロールする意識は忘れないようにしましょう!
まとめ
本記事ではストレングスファインダーの人間関係構築力の資質である「責任感」の解説をしました。
・「責任感」についてよく理解できた方
・「責任感」の短所を長所として捉えられるようになった方
・「責任感」を長所として活用したい!と思えるようになった方
が少しでも増えれば幸いです。